糖尿病治療について
食事療法、運動療法、内服・インスリン療法といった治療法が糖尿病治療としてあげられますが、糖尿病の治療は、食事療法と運動療法が基本です。
「薬を飲んでいるから大丈夫」と思われがちですが、決してそうではなく、食事療法をしないで薬を服用すると、むしろ害になることすらあります。それでも薬を必要とする場合が少なくありません。
昭和の時代は、糖尿病の飲み薬は2種類だけでしたが、平成に入って次々と新薬が開発され、現在、内服剤だけで7種類、注射剤が以前からのインスリンを含めて2種類あります。昔に比べれば、糖尿病のコントロールはやり易くなったと言えますが、それだけに、患者さんそれぞれに適切な薬剤の選択が重要になってきました。
長年の経験を生かして、糖尿病の良好なコントロールを維持する上で、お役に立てれば、と思っております。
検査方法・栄養指導
HbA1c、血糖測定
HbA1cは血糖のコントロールの状況を把握するために重要な検査項目です。院内で測定しますので数分で当日に結果がでます。
採血した日より振り返って約1ヶ月程度の間の血糖コントロールがどの程度であったかがわかります。
栄養指導
管理栄養士による栄養指導も定期的に行っております。医師からだけでなく、食事の専門家からのお話を聞いてみて頂くことで、よいきっかけがつかめることがあります。